Echo Liquid Handling for
費用を削減しながら効率とスピードを有意に向上
Access Workstation に統合された Echo Liquid Handlers が、オリゴのプーリング、コンストラクトのアッセンブリー、コロニーのスポッティングを含めたハイスループットかつ完全自動化のシステムを提供します。Gibson Assembly または Golden Gate クローニング法をいずれに関わらず、チップ不要の音響液体分注が可能であり、費用と廃棄物を削減し、時間を節約します。
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Labcyte は、音響液体分注を使用して迅速な合成とアッセンブリーの品質管理を実現することにより、合成生物学を加速します。アッセイ容量を 100x程度まで減少させることにより、液体との接触によって起こる容量ロスまたはコンタミネーションのリスクなしで、より速く、より少ない容量で、より正確な液体分注を実現することができます。
従来の DNA アッセンブリー法は、ウェル当たり 10-20 マイクロリットルの反応容量を必要とします。Echo Liquid Handler は、容量を 100倍減少させることができ、試薬費用を劇的に削減します。わずか 25 ナノリットルの容量を確実にトランスファーできる能力によって、Echo システムは、プライマーライブラリーの有効寿命を延命し、高濃度プライマーの希釈必要性を排除し、保管費用とプライマー費用を削減し、希釈エラーを防ぎます。市場をリードしている合成生物学会社は、チップベースの液体分注装置よりも高スループットかつ低費用で自動的遺伝子合成を行うために Echo Liquid Handlers を使っています。
ライブラリー調製に Echo Liquid Handler を使うことで、従来の液体分注と比較して反応容量が最高 100倍減少し、劇的に研究用試薬費用を削減できます。
ミニチュア化に加えて、Echo システムは、ライブラリー・プレートから速やかにオリゴまたは DNA 断片をプールすることができます。液体との接触がなく、チップ交換や洗浄に費やす時間が不要なため、Echo システムは、マイクロプレートのどのウェルからでもオリゴまたは断片を 1 秒未満で分注できます。これによりハイスループット設定で 10〜15時間の時間を節約できます。 また、エコーシステムは25ナノリットルの容量を分注する能力があるため、高濃度ライブラリーを分注する前に希釈する必要はなく、プール中に同時にノーマライゼーションすることができます。 これにより、すべてのサンプルの読み込みとすべてのサンプルの非常に均等な読み込みが可能になります。 これにより、ライブラリをノーマライズしてプールする時間が大幅に短縮され、ライブラリ作成プロセス全体の信頼性が向上します。
最後に、アッセイ性能が必須です。Echo Liquid Handlers の正確性と精度が分析データのノイズを除去します。これにより、微生物およびその他の生物の小さな変化をより良く検出できます。
「(The Echo) は非常に高速な装置です... 時間が非常に削減されます。約 12 時間かかるパイプラインを、約 3 時間に短縮することができました。」
Dr. Sunil Chandran, Amyris Biotechnologies
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このビデオは、NYU Langone Medical Center において、GenomeFoundry 内で染色体を組み立てるために使われる酵母コロニーの分析プロセスを示しています。
出版物特集
April 2016
Paulina Kanigowska, Yue Shen, Yijing Zheng, Susan Rosser, and Yizhi Cai
School of Biological Sciences, University of Edinburgh
Acoustic droplet ejection (ADE) 技術は、ナノリットルレベルの液体ドロップレットを高精度で正確に分注するために、焦点を絞った音響エネルギーを使用します。この非接触、チップ不要、低容量分注技術は、クロスコンタミネーションの可能性を最小限にし、試薬と消耗品の費用を削減します。今日まで、音響分注機は化合物ライブラリーのスクリーニングに主として使われてきました。本論文では、この強力なテクノロジーを有するLabcyte Echo 550 acoustic dispenserを、合成生物学で急速に成長している分野である、DNA 合成とアッセンブリーに使用することによる、ナノリットルスケールでの最初のアプリケーションについて解説します。我々はPCRと、一般的なワンポットDNAアッセンブリー法であるGolden Gate と Gibson アッセンブリーをマイクロリットルからナノリットルスケールまで、高アセンブリー効率で、試薬コストを20〜100倍に削減することができました。音響分注技術が合成生物学、特に DNA 産業において有用なテクノロジーになることが予想されます。
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