Echo 525 LIQUID HANDLER

高容量トランスファー用

  • 生化学、ゲノミクスサンプルおよび試薬トランスファー用に設計
  • 試薬コストを削減しながらデータの品質を改
  • 大容量試薬トランスファー用の試薬リザーバー
説明 仕様
ドロップ容量 25 nL
分注容量範囲 25 nL – 5 µL 単一ウェルから単一ウェルへの分注
分注正確度 <10% deviation from target volume
ト分注精度 <8% CV
サポートしている試薬 PCR と qPCR の試薬、合成生物学試薬、NGS 試薬、プライマーとプローブ、細胞培養培地、タンパク質、核酸、最高 50% までのグリセロール、血清、血漿、および抗体
対応ソースラボウェア Echo Qualified 384 Polypropylene, 384 Polypropylene Plus, リザバー、マイクロプレート
対応デスティネーションラボウェア すべてのEchoクオリファイドマイクロプレートとほとんどのANSI準拠/ SBS標準マイクロプレート(高さ8〜16 mm、96-、384-wellフォーマット)。 1536ウェルプレートをデスティネーションプレートとして使用することは、用途に依存。
寸法 53.9 cm 幅 x 68.3 cm 奥行き x 92.5 cm 高さ (21.2 x 26.9 x 36.4 インチ)
重量 128 kg (283 lbs)
操作領域 上部に25.4 cm (10 インチ) 、側面に2.5 cm (1 インチ) 、正面に7.6 cm (3 インチ) 、裏面に30.5 cm (12 インチ) の空きスペースが必要
電源 AC 120V、50/60 Hz、10 A または AC 230V、50/60Hz、5 A
運転温度 21°C ± 5°C (70°F ± 9°F)
真空 設備からの供給:最小 200 Torr(266 mbar、22 インチ Hg Vac)、「または」サージタンクによる独立供給:最低ポンプスピード 2.0 m³/hr(70.68 cu ft/hr),最低圧力 100 Torr (133 mbar, 26 inches Hg Vac)
Fluid class calibration 較正の必要なし

Liquid Handling Reimagined

生化学およびゲノミクス試薬の分注用に特別に設計された最初の高速音響リキッドハンドラであるEcho 525 Liquid Handlerを紹介します。Echo 525 Liquid HandlerとEcho Software Applicationsを使用することにより、研究者は考察に多くの時間を費やすことができます。Echo Software Applicationsでのプロトコルの作成と実装は素早く、大規模なトレーニングは必要ありません。Echoシステム用に設計されたAccess Laboratory Workstationは、Echo 525 Liquid Handlerのユーティリティを拡張し、より多くの時間を節約することができます。

複雑なアッセイを素早く構築

Echo 525 Liquid Handlerの柔軟性、スピード、精密度、正確度は、従来のリキッドハンドラでは不可能なアッセイの構築を実現します。 音響エネルギーの使用は、チップおよびピンツールを使用する従来のリキッドハンドラの限界を排除します。 液高と粘性の異なるサンプルを単一のソースプレートから素早く分注できるため、1回の流体分注作業で迅速なアッセイプレートの作製が可能です。 Echo Liquid Handlerは流体を任意のウェルから任意のウェルに分注できるので、研究に必要な実験プレートを柔軟に設計でき、固定されたプレート設計が不要となります。

Echo クオリファイドリザバーを使って効率的な試薬分注を構築

Echo クオリファイドリザバーを使用すると、アッセイアッセンブリーと多数のウェルへの単一試薬の分注を簡略化できます。各マイクロウェルから総量2.5 mLまで分注することができるため、機器の交換を要せずにアッセイを構築でき、時間とコストを節約できます。

重要な利点

  • 高精度と高正確度の小容量トランスファーによりアッセイをミニチュア化
  • 従来のリキッドハンドラーよりも50〜100倍高速にアッセイを構築し、単一の装置で高い許容力をもたらします
  • 一連のEcho Software Applicationsは、さまざまなアプリケーションに対応した複雑なプロトコルの作成を容易にします
  • アッセイ結果に影響を及ぼすピペッティング変動を排除
  • ススループット増強のために Labcyte Access Laboratory Workstation に統合

ビデオ

The Echo Liquid Handling テクノロジー

Echo Acoustic Liquid Handling|by Labcyte Inc. 製

Echo Liquid Handler は、音響エネルギーによりリキッドハンドリングに技術革新をもたらしました。音響エネルギーによりソースプレートから正確な大きさの液滴を、反転してつるされたデスティネーションプレートに射出します。

柔軟で信頼のおけるゲノミクス試薬の分注

Echo 525 Liquid Handler は、蒸留水、バッファー、核酸溶液、最大 50% までのグリセロールを含む溶媒などの多様な液体を一回で分注実施可能。多種多様な液体に対応、分注容量レンジ幅も広く、移動元と移動先のウェルを問わない分注能力と、強力なアプリケーション・ソフトウェアで、Echo 525 Liquid Handler は広範囲なゲノミクスアッセイワークフローをサポートします:

  • 遺伝子合成
  • PCR と qPCR アッセイセットアップ
  • RNA と DNA NGS シークエンシング・ワークフロー
  • サンガー法シークエンシングアッセイのセットアップ
  • 単一細胞サンプル調製

nL 単位での高精度分注

良好なデータを創出するためには、サンプル分注のインテグリティは非常に重要です。精度の高い正確な非接触分注によって、Echo 525 Liquid Handler は、試薬や DNA の分注時にクロスコンタミネーションを起こしません。

図 1: 600 nM G6PD プライマー、300 nM G6Pd プローブ、1X Roche RealTime DNA プローブ・マスターミックス、1 ng のヒト cDNA を使って生成された G6PD 増幅曲線。 Roche LightCycler 480 システムで測定。

Echo 555 Liquid Handler

図 2: ソースプレート( Echo Qualified 384-well Polypropylene Plusマイクロプレートから 384-ウェルアッセイプレートへ分注。ウェルあたり 1 µL の puc19(0.1 %TE 溶液中)を分注。Roche 1536 DNA Green Master 試薬を標準プロトコルによって使用し、Roche Lightcycler 480 で測定。

5 µL 7 µL 10 µL
Cp Min 23.46 23.57 22.59
Cp 最Max 25.69 24.68 23.22
Cp Average 24.21 24.08 22.90
SD 0.48 0.30 0.18
CV 1.99% 1.23% 0.81%

広範囲の生化学試薬によるアッセイをサポートする多用途システム

バイオケミカルアッセイは、実験に、液性の異なる液体分注を必要とします。Echo 525 Liquid Handler は、抗体、タンパク質、水、バッファー、高粘度の液体を単一ソースプレートから問題なく分注することができ、アッセイ・セットアップを容易にします。Any well to any well(ウェルの移動元と移動先を問わない)分注機能が、複雑で複数のステップを要する試薬添加を可能とし、ナノリットル単位での分注能力が複雑なアッセイのミニチェア化の成功を可能とします。

  • AlphaLISA アッセイ
  • HTRF アッセイ
  • ADP-Glo アッセイ
  • セルベースアッセイ