qPCR

October 2, 2017

Leonardo B. Pinheiro, et al.

National Measurement Institute (NMI), Sydney, Australia

要約

ドロップレット・デジタル PCR テクノロジー (ddPCR) の使用が、多様なアプリケーションとユーザー数で、世界中で急速に広がりを見せています。比較的シンプルで手ごろな価格の商用ddPCR技術へのアクセスは、この技術を分子診断ツールとして使用することに大きな関心を集めています。 ddPCRが分子診断の設定に効果的に移行するためには、メソッドの確認と検証、再現可能な機器性能の実証のプロセスが必要です。この研究では、新しい96ウェルマイクロプレートフォーマットで、課題の多いメチル化GCリッチDNA鋳型を含むDNA参照物質（NMI NA008 High GC参照物質）の開発およびキャラクタリゼーションを解説します。高精度の音響分注テクノロジーを使う大規模化可能なプロセスは、ウェル当たりの DNA 分子量で表した認定を受けたリフェレンス値の DNA を産生することが検証されました。研究室間を比較する試験は、7 ヶ所の独立した研究室の間の再現性を評価するために盲検化された NA008 高 GC リフェレンス材料を使って実施され、相対標準偏差 4.5% 未満の再現性を立証しました。 1つの研究室を除外して、研究室は、適切な技術的能力、完全機能的機器、および研究の時点での正確なddPCRベースのDNA定量測定を実施するための適切な試薬を有していました。この研究結果は、NA008 High GC基準物質がddPCRシステム、消耗品、装置およびワークフローの品質管理に使用されることを目的として適合していることを確認しました。